何だか日毎に湿度が上がっていますが、東京もそろそろ梅雨入り近し、ですかね。今年は例年より梅雨入りが遅いようですが、いよいよかな。
などといきなり天気、それも雨にまつわる話から始まりましたが、なんだかお手紙みたいですね…
ではなくて、、6月26日に新曲「五月雨のあとに」の7インチがリリースされるONEGRAMについて書きたくて、このような導入にしてみましたw
このブログをお読み頂いている方は既にご存知かと思いますが、ONEGRAMとは2011年に結成され、以来コンスタントに作品を発表しているレゲエ・バンドです。
メンバーは下記の通り。
Sakko (Vo)
Yath (Sax, Flute、Band Master)
Br’z (G)
Pupty (Dr)
Yabu (Bs)
Tetsuya Kamoi (Keys, Support Member)
彼らのプロフィールはこちらをご覧いただくとして、ここでは僕と彼らとの出会いから、現在に至るまでの経緯を時系列で書こうと思いましたが、すでにFlowerで多くの作品をリリースしているので、今回は彼らのFlowerでの初作品となったCrazy Loveをリリースする事になったお話を書きたいと思います。
僕がONEGRAMのことを最初に知ったのは、確かEGO-WRAPPIN’の”A Love Song”のカヴァーをどこかの現場で聴いたのがきっかけだったと記憶しています。時期としては2016年か17年頃だったかな。
その後、当時彼らの作品をリリースしていたレーベルのムッチ君、いやマッチ君こと松本豊君からサンプルの7インチを頂戴したりしました。
その当時、僕は毎年4月から10月、全く関連はありませんが、ちょうどプロ野球シーズンと同じ時期に、青梅線の中神駅から目の前にあったジャズドロップという素敵なお店でサンデー・アフタヌーンパーティ「PICNIC」を、店主の安里君、そしてオーガナイザーとして円城寺優子ちゃん、さらにスペシャル・フードのシェフ、キッチン佐藤君らと開催してました。
そのPICNICでは、いろんなアーティストの方にライヴ出演していただいていたのですが、ONEGRAMもその一連のブッキングにラインナップされていて、そこで初めて彼らのライヴを観たのでした。
その日の彼らのライヴ、ドラムセットではなくカホンを使っていたと記憶していますが、僕的にとても良い印象を持ちました。
しかしその日は僕もDJでバタバタしていたので、挨拶程度しか交わさず。
それから数ヶ月後(かな?)、同じPICNICにSu-Paka-Poohでお馴染みのDJ石塚チカシ君をお誘いしたのですが、そのチカシ君がONEGRAMといろいろやっているのを風の噂で聞いていたので、会話の中で彼らの事が当然話題になりました。
チカシ君が「彼らにAlton McCrain & DestinyのCrazy Loveをカヴァーさせたいんだよね」と話してて「それは面白そうだね」というような会話を交わし、個人的にリリースを楽しみにしていたのでした。
それから半年以上、いやもっとかな??月日は流れ、、2018年の7月に行われたShibuya Club BALLのアニバーサリー・パーティで久しぶりにONEGRAMのヴォーカル、Sakkoさんと会ったのでした。
そこでは下記のようなやりとりがありました。
「そういえばこの前チカシ君からカヴァー曲の話を聞いたけど、いつ頃リリース予定?」
「いやぁ、、実はその件はすっかり止まってしまってまして…」
「あれま、良さそうなアイデアなのにそれは勿体無いね」
「そうですよね…良かったらウチのリーダーと話してみてもらえませんか?」
ONEGRAMはバンドでありながら、今なお続く隔月開催のイベント「GRAMMIN’」を当時からShibuya BALLでやってくれていたので、何らか協力出来るなら、、との思いで、後日リーダーのヤス君に連絡をしたところ、やはりSakkoさんが話していた通り、制作活動は足踏み状態だということだったので
「ならばウチでやってみる?」
と提案したところ
「もしも可能ならば是非に♪」
との返答だったので、この話を最初にしてくれたチカシ君に連絡をし、制作について快諾してもらったりもしました。
ONEGRAMにCrazy Loveを、というアイデアを創案したチカシ君に感謝です。
それからヤス君と割と密にやり取りし、デモを上げてもらいアレンジの詰め作業を行なって、それを元にバンドでリハスタに入ってプリプロを完了、そしていよいよ本番レコーディングと、立て続けに進めて楽曲は完成したのでした。
7インチ・アナログの発売日も12月12日で決定したのですが、Flower Recordsとしては初めてご一緒するアーティストなので、お互い遠慮しあいながらも協力しあって、リリースに向けたプロモーションを行いました。
そのひとつに、発売日当日に新宿ALTAにあるHMV Record Shopでインストア・ライヴが決まったり。
そして迎えた発売日当日、当然僕もHMVさんにお伺いしライヴに立ち会ったのですが、そのライヴ中に僕の携帯に着信があったのでした。
相手はディストリビューションの担当者からで「ONEGRAM、いま全て在庫ゼロになってしまいましたが、どうしましょう?」というなんとも嬉しい連絡だったのでした。
僕は後先考えず、バンドにも訊かずに「では追加プレスしちゃいましょう!」と、勢いでゴーサインを出してしまいました。
といった具合に、彼らと初めて制作した作品は、めでたくアナログ・リスナーの皆さんに受け入れられたのでした。
あの時、「だったらウチでやってみる?」とお誘いしたものの、売れなかったら申し訳ないことになるなぁ、、、と考えていた僕は、ひとまずほっとひと安心したのでした。
この”Crazy Love”、実はレコーディングした時には7分を超えるフルサイズのサイズでレコーディングをしており、のちにHMVさんと組んでナンバリング入りの超限定10インチ・アナログもリリースされました。
そちらのヴァージョンは、彼らのアルバム「Beginning」にてお聴きいただけますので、是非ともチェックして見てくださいね。
New Single “五月雨のあとに”の発売当日にリリース・パーティ開催!
“GRAMMIN'” vol.31 “五月雨のあとに” 7inch Release Party!!
2024.06.26. 19:00 Open
LIVE : ONEGRAM
Special Guest DJ : ROCK-Tee
DJs : GON (BTT), 涼, DJ ALLEN
Venue : Shibuya Club BALL
Fee : 1,500yen (with 1Drink)