高宮永徹の ET Blog #012 ONEGRAM “Beginning”

こんにちは

先週は先の都知事選(本稿執筆時点ではまだ結果出ていませんが)に絡めた内容となりましたが、今回よりまた本来の内容に戻りましてお届けいたします。
先々週に発売となった最新シングル”五月雨のあとに”が瞬時にソールドアウト、そして昨日には早くもニュー・リリースの発表と、ただいま絶好調のONEGRAMについてこれまで2回に渡り書きましたが、今回も引き続き彼らの事を書きたいと思います。

Flower Recordsからの第2弾シングルとなった”Walking On Sunshine”をリリースした後にメンバーと話し合ったところ「やっぱりバンドとして、アルバムは出したい」との意向を強く感じたので「ではアルバムを視野に入れた制作と、それに向けたシングルのリリース計画を立てよう」という事になりました。
この時点で既に2枚のシングルが出ているので、アルバムのリリースまでに、更に数枚リリースしてからアルバムに繋げよう、という目論見です。

既にある程度完成しているデモ曲もあったので、アルバム全体のバランスを考慮した別曲のデモ制作をしてもらいつつ、同時にカバー曲候補を考えて提案したりと、そんな日々がありました。
そんな中でメンバーが「これは是非カバーしたい」と挙げて来たのが、ティーナマリーによる名作”Ooo La La La”でした。

一方、僕が彼らに提案したカバー曲は、Brian Briggs “Aeo”と…
もうどっちがプロデューサーだか分からないですね、、確実に一般の皆さんに受け入れられるのはOoo La La Laだろうし、Aeoはきっと知らない人の方が多いだろうし、、、
と、そんなやり取りもありつつ、オリジナル楽曲も良い感じに揃っていったのでした。

3枚目のシングルとしてOoo La La Laを発売したのですが、その裏面には彼らのオリジナル楽曲の”Drama”を収録したり、RUEEDさんをフィーチャーした楽曲”Seaside Driving”を配信リリースしたりと、アルバムに向けてリリースを重ね、ようやく彼らのセカンドアルバム「Beginning 」が完成したのでした。

上記のリリース後、このアルバムのリリースに最も近いタイミングでシングル”Diggin’”をリリースしたのですが、これはレコーディング直前のリハーサルまでは、全く違うコード感の楽曲だったのを、直前のリハーサルでふとアイデアが湧いてしまい、メンバーにその場でToots & Maytals による名曲”Funky Kingston“を聴いてもらい「こんな感じのベースラインとコード感でやってみたらどうかな?」と提案をしてみました。
すると、何だかなかなか楽しくも力強いものになり、アルバムにも新鮮な響きを込められる気がしたので、ガッツリ変更してしまいました。
ONEGRAMにしては珍しくサビ始まりだったり、結構チャレンジな楽曲になったと思います。

そしていよいよ、これまでに発表された”Crazy Love”、”Walking On Sunshine”、”Ooo La La La”、”Seaside Driving”、”Drama”を含む全12曲+ボーナストラック1曲を収録した渾身のアルバム「Beginning」は、CDと配信で無事リリースされました。
この作品は各音楽配信サービスでお楽しみ頂けますので、皆さま是非ともお楽しみ頂けますと嬉しい限りです。

本アルバムは絶賛発売中です、是非ともチェックしてみてくださいね。