Sakko、Yathによるアルバム「THIS IS US」に収録されたオリジナル楽曲の歌詞に込めた想い

いよいよ全世界配信されたONEGRAMの最新アルバム「THIS IS US」。
前回はメンバーによる各楽曲の解説をお届けしましたが、今回はSakkoとYathによるオリジナル作品の「歌詞」について、どんな想いで言葉を綴ったのか、どんなメッセージを込めて作ったのか、などを解説してもらいました。是非ともアルバムと共にお楽しみください。


前回の記事はこちらより

“Fire”
この曲のトラックを聴いた時に1番最初に頭の中に浮かんできた映像が、2000年代初期頃に流れていたペプシコーラのCMでした。USのディーバ御三方がコロッセオの舞台で剣闘士の姿をして、映画にもなりました某バンドの有名曲を吠えるように歌い、それに民衆が手を挙げ、声を上げ沸き立っている。というようなCMだったのを覚えています(このCMも恐らくコロッセオが舞台の映画のパロディ、だったはず)。 剣を捨て、音をパワーにするその力強さみたいなものがトラックから感じられ、サビの部分1コーラスがツラツラっと出来たので、なんだかこれはこれでアルバムの1番最初に持ってきても面白いんじゃないかと思っていたのですが、フルで作ってみてはどうかと意見をもらったので、サビのイメージのまま、LIVEでやることも意識して聴いてくださる人の脳にやきつくような仕掛けも入れ込みながら仕上げました。言葉遊び的な要素と日本の音楽の歴史にリスペクトの意味も込めて、書き始めたら止まらなくなってしまいまして、、、まだまだ書けそうな曲でしたが一応2番で止めました。正味20〜30分ぐらいで出来たのではないかと。ちなみにONEGRAMのリハに行く途中にある某楽器店の看板にも同じようなテーマが描かれていて、その道を通るたびにこの曲が頭の中でループします。

(Sakko)

Fire