高宮永徹の ET Blog #016 ONEGRAM “五月雨のあとに”

こんにちは

9月も中旬に差し掛かりましたが、相変わらず暑い日々が続いていますね。
最近知った「残暑バテ」という言葉がありますが、僕はもしかしたらまさにこの状態なのかも知れません…
しっかり睡眠をとったつもりでもなかなか疲れが取れず、先週までは仕事をしていても集中力が続かない状態が続いていました。

そこで、先週から毎日湯船に浸かるようにしたのですが、これが結構効果があるように感じてて、今週は随分と回復傾向にあるように感じています。
軽くネットで調べてみると、湯船に浸かることで血行やリンパの流れが良くなり自律神経が正常化する、、という内容の記事を見つけたので、外の暑さと部屋の中の冷房による寒気でバランスを崩した体調を整えるには効果があるのかも知れません。
同じように疲れがなかなか抜けない方はお試しくださいね、風呂上がりの暫くは汗だくになりますが…

さて、そんな復調気味の中、なんとかブログを更新したいと思います。
前回まで6回に渡り、レゲエバンドのONEGRAMについて書いていますが、今回もその続編となります。

昨年の6月に前回取り上げた”Passion”をリリースし、その後はかねてよりリクエストの多かったキリンジの名曲カヴァー”エイリアンズ”を昨年11月の「レコードの日」にリリースしました。
これは目論見通り即座に完売してしまいまして、またしても（もっと作っておけばよかったかなぁ…）という反省をしたのでした。
最近の現場では「敢えてB-SideのPart-2のみをプレイしているよ」との声も聞こえて来てて、ROCK-Tee君と丁寧に元のヴァージョンを切り分けてスプリットさせて仕上げて良かったなぁ、なんて感慨に耽ったりしています。

そんなこんなで2023年も終わり、2024年を迎えたのですが、実はONEGRAMは前作のカヴァー・アルバム「Random Access Music」以降、何度もスタジオに入ってレコーディングを続けているのでした。
すでに楽曲はそれなりに溜まってきてて、もはや現時点でもアルバムに入りきらないほどのレコーディングは行っているのです。
なので、もう暫くすると彼らのニュー・アルバムのお知らせなんかも出来るかなぁ、、と思いつつも、彼らは今だに曲作りに励んでいる状況ですので時期についてはまだ未定ですが、、どうぞお楽しみにしてて下さいね。

そんな状況の中で生まれたのが、今年6月26日に7インチでリリースした”五月雨のあとに”でございます。

彼らとしてはPassionに続くオリジナル楽曲のリリース。
今回はダンサブルでノリノリな前作とは打って変わって、しっとり心地よいラヴァーズ・ロックです。
リリース・ページの解説にもあるとおり「大切な人との出会い…そのものが奇跡」と、それぞれの日々の暮らしの中で見つけた宝物のような出会いの素晴らしさについて切々と歌った楽曲です。

アレンジとしてはONEGRAMらしいイントロのフックから始まり、ゆったりしながらもタイトめなリズム・セクションがしっかりとグルーヴしながらSakkoのヴォーカルを支えて進行して行きます。
Sakkoの歌も、歌詞の言葉のひとつひとつを丁寧に伝えるかのように歌っていて、彼女の歌手としての成長が窺える作品になったかなと感じています。

と、ここまで僕はこのブログを無音状態で書いて来ましたが、改めて再生しながらこれを書いてみます。

（聴きながら）イイっすねぇ〜〜♪

サビ部分でオクターブ下でコーラスを取っているベースのYABU君も良い感じです。
そしてBメロのエレピのフレーズは、、まさにアレなフレーズも散りばめていたり。

この”五月雨のあとに”は、各音楽配信サービスでもお楽しみいただけますので、是非ともチェックしていただけると嬉しいです。

そしてこの7インチ・シングルのB-Sideには、先にも登場したカヴァー・アルバムに収録されたファンキーでキラーな”It’s Just Begun”も収録されています。
実はこの7インチも発売後割とすぐに完売となっていまいましたが、きっとこのB-Sideをお目当てにご購入された方も多かったのではないかと感じています。

この”It’s Just Begun”のカヴァーを選曲してくれたのはROCK-Tee君なのですが、アレンジの方向性としては、敢えてJimmy Castor Bunchのオリジナル・テイクではなく、後に発表されたセルフ・ディスコカバーの方をモチーフにしよう！ということでアレンジを進めたのでした。
ご本家のセルフカバーは、なんとLarry Levanによるミックスで、カッコイイ80s前半のDisco Funk仕様になっていますが、これをもとにONEGRAMがやると、こんな感じなりました！的な仕上がりになっています。
是非ともlarry Levan MixとこのONEGRAMによるカヴァー・ヴァージョン、聴き比べてみて下さいね！

音楽は本当に楽しい！

ということで、ではまた！

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