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高宮永徹の ET Blog #005 45trio その2

前回は、45trioと我々レーベルとの出会いから、ある意味理想的な滑り出しとなった1stシングルのリリース、そして2ndシングルのタイトルに触れるところまで書きましたが、今回はその続編となります。

前回にも触れていましたが、兼ねてより(いつか機会があれば形にしたい)と思っていたその機会が、45trioとの出会いにより実現する日がやって来ました。
と言ってもそのアイデアを彼らが受け入れてくれるとか、面白がってくれればの話なので、なるべく分かり易く丁寧に提案をしてみました。
しかし、肝心の曲名が曖昧で、今思えば熱量高めの説明、しかし主語はなし、みたいな説明になってしまい「話は分かった、けどそもそもどの曲なんですか?」みたいな空気が蔓延しちゃいました。
僕が彼にどのような説明をしたかは詳しく書きませんが、是非とも彼らがカバーした”Saudade Vem Correndo”を聴いて頂き(なるほど、きっとこんな感じで説明したんだろうね)と想像して楽しんでいただければと思います。恐らくだいたい合ってます。
そしてこちらも前作同様にDJ Koco aka Shimokita君にエディットをお願いし、これまたヤバいバージョンが誕生したのでした。
本作は前作よりも少しばかり強気でプレスしたのですが、これまたあっという間に完売と相成りまして、メデタシメデタシ。

さて、この2作で勢いというか自信というか、手応えを感じていたので早速「その次」を作りましょう!ということになりました。

彼らの第三弾目となるシングルは、SWING-O君によるアイデアをまるっと体現したものとなりました。楽曲は、もうこれは老いも若きも男も女もみんな大好きなPatrice Rushen “Remind Me”を一捻りしてカバーしつつ、裏面には彼らのオリジナル楽曲を収録した作品となりました。
“Remind Me”は、それはもう言わずもがなですが、実は裏面に収録したオリジナル楽曲の評判がすこぶる良く、いろんな方々から高評価を頂いたのでした。
“Miles To Cross”と名付けられたそのオリジナル曲は、ピアノトリオにカルメラのメンバーとしてよく知られる小林洋介 (Tp)さんをフィーチャーしたクロスオーバーな楽曲です、僕も好きです。
やがてこのシングルもサクッと完売、これは嬉しかったですねぇ。
45trioとしては初めてDJ Koco君のエディットを収録せず、敢えてその面はオリジナル楽曲で勝負したので、その嬉しさもひとしおでした。

と、ここまで3タイトルのシングルを発表した訳ですが、実はこれらの楽曲をレコーディングした時には、他の楽曲もいろいろと録りためていたんですね。
なので、すぐにでも次のシングルをリリースする事は可能な訳ですが、「折角だからまた新しいアイデアを考えて、またスタジオに入りましょう」となり、次のアイデアをディスカッションし始めました。

ある日、車で移動中に流していたFMからThe Blackbyrds “Mysterious Vibes”が流れて来て(何だか久しぶりに聴くけど、やっぱり良いなぁ)なんて呑気に楽しんでいたところ、携帯にSWING-O君からメッセージが届いたんですね。
もちろん運転中なので内容はすぐに確認せず運転してたのですが(この曲が流れての、彼からのメッセージ、、あら不思議、繋がった♡)という…
早速その夜、彼にこの曲を提案したところ「The BlackbyrdsならRock Creek Parkも捨てがたいし、他にもいろいろあるよね」と。
確かに言われてみればその通り!なのですが、このアイデアを同時にBLOOM MUSICの宮﨑にも相談したところ「今やるならMysterious Vibes一択だと思います!」との意見も上がり、多数決で決めたのでしたw

そしてその裏面には何を収録するか、という議題で三人三様の意見が噴出したのですが、BLOOM MUSIC A&R、宮﨑の「押し」に根負けし、Loose Endsの”A Little Spice”を収録しよう、という事で決定したのでした。
でもこれは結果的に最善の判断だったかなと思っています。
楽曲アレンジでもいろんなアイデアを散りばめられる事が出来たし、とてもユニークな作品に仕上げられたと思います。


そしていざ発売!となった訳ですが、、、何と発売日当日にレーベル在庫が無くなってしまうという、、、嬉しいのですがプレス枚数の付け方に後悔もしました。それなりにチャレンジした枚数を作ったつもりでしたが、、この辺りは本当に難しいです。

アナログレコードはもちろん再プレスは可能なのですが、そのコストはなかなか厳しいものがあり、現実的にプレスは基本一発勝負、というのが現実なんですね。
円安に歯止めが効かない昨今、当然輸入盤の価格も高騰しているので、各ショップさんは本当にご苦労なされていると思います。
限られた予算で仕入れの配分を差配しなくてはならず、当然その影響は全体の発注枚数にも影響が出るであろう事は容易に想像出来ます。そんな中で需要をある程度しっかり満たすプレス枚数を決定するのは、本当に難しいところです。
もちろん自分たちが「良い」と思った作品を世に出しているので、自信を持って出来るだけ沢山作って沢山売りたいところですが、、売れ残り商品が嵩むと簡単に会社が傾きます。

どなたか少し先の未来に行って、状況を教えてもらえませんか?(無理ですが)

と、話は脱線してしまいましたが、これまでリリースした45trioの4タイトルは、現在全て在庫なし状態となっています。

そんな彼ら45trio、実は既に次のシングルのリリースに向けて着々と準備を進めています。
あとほんの少しでこのご案内も始まるかと思われますので、皆様どうぞ楽しみにしててくださいね。
あ、事前にご予約!これが間違いなく確実に手に入れられる唯一の手段ですので、Flower Recordsの最新情報を是非ともチェックよろしくお願いいたします。
Flower Recordsのメーリングリストに会員登録して頂ければ、最新情報をいち早くメールで受け取る事が出来ますのでオススメですよと、ちゃっかり営業しつつ、今回の45trioについてはここまで。
こらからも彼らの応援、どうぞよろしくお願い申し上げます。

45trioについてはまたいずれ書きたいと思います、どうぞお楽しみに!

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