高宮永徹の ET Blog #007 CENTRAL その2

先週水曜日に7インチシングルがリリースされたCENTRAL、きっとこのブログをお読みいただいている皆様の中にも、お買上げいただいた方も少なくないと思われますが、如何でしたでしょうか?
彼らの流儀でアレンジされたサルサバージョンの”Samurai”お愉しみいただけていらっしゃればとても嬉しい限りです。

今回はそのCENTRALについて、前回の続編です、どうぞお付き合いくださいまし。

前回は彼らの「作品を作りましょう!」と意気投合したところまでお伝えしました。
そんなやり取りから数週間後、僕とMusic O.A.K. 浅井さん、そしてヒデロー君の3人で具体的なスケジュールや収録内容についてのミーティングを行いました、確か昨年の9月のどこかだったかな。

まずはスケジュールについて話し合ったのですが、総勢8名、なかなかの大所帯バンドです。それぞれ皆さん忙しく活動されている関係もあって、都合が合いそうなのが正月三が日が明けた1月4-6日の3日間との事で、そこでスタジオのブッキングなどを進めたのでした。

そして肝心の収録内容についてはヒデロー君から「半分はオリジナル、半分はカバーが良さそう」との提案があり、それは良いね!と。

で、オリジナル楽曲はいろいろ(おかずじゃないけど)作り置きがあるらしく、カバーのアイデアについて話し合いました。
その中で、まずはヒデロー君が「今回、絶対にやりたい曲があるんだよね」との前置きがあり、先週リリースされた”Samurai”の名前が挙がったのでした。
この曲のオリジナルはブラジルのシンガー・ソングライター、Djavanの作で、Stevie Wonderがハーモニカで客演し、’82年に発表された作品です。
僕もずーっと好きな曲、というかこの曲が嫌いだという人に会った事がないので、即座に「最高!」と決定したのでした。

そしてその他の曲のうち、もう1曲は、先にも名前が挙がったStevie Wonderが発表した大傑作アルバム「Songs in The Key Of Life」に収録されたPastime Paradiseをやりたいと。

ヒデロー君曰く「この曲も是非やりたいんだよね」とのことですが、すぐに頭の中で(Ray Barrettoがかつてサルサなアレンジでやってるし…どうなんだろう?!)と頭をよぎった訳ですが、それを見透かされ「大丈夫!確信犯的に美味しいフレーズは引用しつつも、もっとサルサに、もっとホットに演るから♡」と言われてしまったので、デモを聴いて判断したいと話したのでした。

そしてその結果は、、

おっと!

何とちょうど先週「情報解禁」されているではないですか!
そうなんです、結果こちらもカバーしたのでした。(白々しい)

楽曲の始まりは、それこそRay Barrettoのそれと同じようなエレピのフレーズから始まりますが、そこから一気にCENTRALらしさ満点のホーン・セクションが炸裂!します。
また、アチラはドラムがビートの骨格を成しているのに対して、こちらではあくまでコンガ、ボンゴ、ティンバレス、ギロなどのパーカッション・レイヤーとベースがグルーヴを構成していて、よりサルサ!なアレンジになっています。

という訳で、まずはシングルカットされた2曲のカバーについて書いてみました。
改めて書いてみると、どちらもヒデロー君からのアイデアですね、、「ちゃんと仕事しろよP」と言われそうですね…

ご安心ください、その他のカバー曲でしっかり提案させてもらい、形にしてもらいましたから!笑

しかしその辺りの情報出しは、まだ早過ぎるので、秋に発売される彼らのアルバムの情報解禁まで楽しみにお待ちくださいまし。

さて、次回はいよいよレコーディングの様子などを未公開写真などを載せつつご紹介したいと思います、どうぞお楽しみに!

(続く)

CENTRAL、6月27日にライヴやります!

2024.06.27.Thu at 笹塚ボウル
LIVE : CENTRAL

DJ : Eitetsu Takamiya, Casio

19:00 Open / 20:00 Start
Reserve : 3,000yen
Door : 3,500yen

高宮永徹のDJスケジュール

  • 6月はほぼ全てのDJをお休みする予定です